【挨拶】宮崎優也統括責任者の就任ご挨拶

【就任の挨拶】

2025年に開催される大阪・関西万博に向けて文化芸術がより一層強く求められるタイミング、そして2013年より設立された大阪アーツカウンシルも10年目という節目を迎えました。その様な非常に大きな時期に統括責任者として就任させて頂くことを嬉しく思うと同時に、責任の重さに身の引き締まる思いです。

新型コロナウィルス感染症の世界的流行から約2年が過ぎ、一刻も早い「終息」を願う日々が続いています。その間に、芸術文化活動全般に大きな影響を及ぼしましたが、一方でアートやカルチャーなどの社会においての重要性や必要性が再確認されてきたと思います。

この大阪において文化や芸術に愛と情熱を持って携わる方々がアーティスト・制作団体、府市民の皆さま、行政・自治体にたくさんいると実感しています。しかし、それぞれ違う特性であるため、違う言語で文化や芸術について語り、コミュニケーションエラーが起こることも少なくありません。

そこでそのそれぞれの言葉をお互いが理解し合えるよう「相互理解」を促し、共に大阪の文化芸術シーンを作り上げていく。文化や芸術の「橋渡し」、そんな存在の「大阪アーツカウンシル」にして参りたいと思います。

指揮者・プロデューサー・教育者として国内外で様々な活動をして来ました。様々な考え方や価値観があるからこそ、そこに新しい文化や歴史が生まれてくことを身を持って実感しています。そこで得た知識や経験を活かし、大阪の文化芸術・芸能を通して「大阪は国際文化芸術都市だ！」と世界に認識されるような場所にしていきたいと思います。

引き続き、皆様のご理解とご支援のほどよろしくお願い致します。

大阪アーツカウンシル　統括責任者

宮崎優也