ラウンドテーブル vol.4「文化芸術分野のキャリア 〜自分の未来をどう形作るか〜」の開催について

ラウンドテーブル vol.4「文化芸術分野のキャリア 〜自分の未来をどう形作るか〜」
日時:令和7年3月8日(土)13:00~15:00(受付開始:12:45~)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター 2階 ルーム8
(大阪府大阪市西区江之子島2丁目1-34)
参加費:無料
定員 :20名(当日、先着順に受付を行います)
実は、文化芸術分野で働く人々の多くが、社会人としてのキャリアを文化芸術分野以外からスタートさせています。つまり、学校卒業後すぐに文化芸術分野に進む人が少ないということですが、その背景には、学生のうちには社会の全体像が見えにくく、無意識のうちに「現実的に見える」選択肢を選ばざるを得ない空気があるのかもしれません。
しかし、20代後半から30代後半にかけて「文化芸術分野で働きたい」と思い始める人は多いようで、実際に文化芸術のさまざまな分野、特にマネジメント分野に新たに参入する人たちが多く存在します。それは、一通り社会を経験した中で、これまでの人生とこれからの生き方を見つめ直し「やっぱり自分が好きな分野で働きたい」と思うせいかもしれません。
しかし、文化芸術関わる仕事の環境は外から見えにくく、さらに各分野には独特のルールなども存在し、それが「働きたい」と思う人々を躊躇させる要因となっています。業界もその問題を認識しているものの改善はなかなか進まず、それでいて新たな担い手を待ち望んでいるというミスマッチが生じています。
そこで、ラウンドテーブルVol.4では、文化芸術分野に強い社会保険労務士かつキャリアコンサルタントであり、演劇分野でのマネジメント経験も持つ井上美葉子さんをお迎えし、「文化芸術分野で働くこと」について座談会形式で話し合う場を設けます。将来の働き方について考えている学生の方々だけではなく、文化芸術分野で働くことに興味を持っている全ての世代・バックグラウンドの方々にお越しいただければと思っています。あなたもこの機会に、文化芸術分野でのキャリアについて一緒に考えてみませんか?
※障がい等により配慮を希望される場合は、事前に下記のお問合せ先までご相談ください。
本イベントについてのお問合せ先:
大阪アーツカウンシル info@osaka-artscouncil.jp
ゲスト講師
ゲスト講師:井上 美葉子(いのうえ みわこ)

ワークショップデザイナー、 キャリアコンサルタント、社会保険労務士
兵庫県宝塚市出身。大学卒業後、行政や民間企業での勤務と並行して演劇活動に参加。大学院入学を機にアートマネージャーの活動を本格化し、公共文化イベントや京都・大阪の演劇制作に関わるほか、民間大劇場のリニューアルオープン時には制作・広報に携わった。現在は、KYOTO EXPERIMENTにてボランティア・インターンシップのマネジメント、およびハラスメント防止講習の企画・運営を担当。また非常勤講師として京都芸術大学、京都デザイン専門学校のキャリアデザイン授業を担当している。
ライフワークは「舞台芸術業界における労働環境改善とキャリアデザイン普及」の研究と実践。
大阪市立大学大学院創造都市研究科都市共生分野修士課程修了(都市政策)
共著「コロナ禍における日米のNPO」(明石書店/2020年)
今回のラウンドテーブルは、アートに関わる人たちが、自分のキャリアについて気軽に話し合える場です。
井上 美葉子
アート業界の働き方は、本当にさまざま。年齢や生活スタイル、仕事の環境によって、キャリアの形も大きく変わります。
特にフリーランスは、会社員とは違い、税金や社会保険の仕組みが複雑だったり、収入が不安定だったりと、生活や将来設計に影響を受けやすいですよね。
でも、こうした悩みをじっくり相談できる場って、意外と少ないものです。
今回のラウンドテーブルを通じて、すぐに答えが出なくても、自分の課題を整理したり、新しい気づきを得たりするきっかけになれば嬉しいです。
リラックスした雰囲気の中で、これからのキャリアについて一緒に考えていける時間になればと思います。
大阪アーツカウンシル オープンオフィス vol.4
日時:令和7年3月8日(土)11:00~12:30
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター 2階 ルーム8
(大阪府大阪市西区江之子島2丁目1-34)
参加費:無料
ご予約:不要(事前予約の方を優先してご案内いたします)
*ご相談をご希望の方は、事前に申込者のお名前、所属団体、相談内容、希望する時間帯を明記の上、メールでinfo@osaka-artscouncil.jp までご連絡ください。調整の上、予約を確定いたします。
なお、当日13:00~15:00には、「文化芸術分野のキャリア 〜自分の未来をどう形作るか〜」と題し、文化芸術関係者の皆様とともに、文化芸術活動の企画書や申請書の書き方について考えるラウンドテーブル(座談会)を開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお越しください。